2023年10月05日、Zendeskは「トリガデプロイメント」をリリースしました。この機能は、デプロイメントのプロセスをより効率的にし、リスクを最小限に抑えます。
デプロイメントは、コンピューターソフトウェアやアプリケーション(スマートフォンのアプリやウェブサイトなど)を、開発者が作ったものから、実際に使える形にする作業のことです。
すなわち、検証環境でテストしたものを、本番環境に反映させることを指します。
従来、本番環境へのトリガのデプロイメントは、手動で行わなければならず、リスクが伴う作業でした。変更管理の時間がかかり、キー入力エラーが発生する可能性もありました。しかし、新しいデプロイメント機能を使用することで、これらの問題を解決することができます。
トリガデプロイメント機能には以下の主要な特徴と利点があります。
プレミアムサンドボックスの利用: デプロイメントは2021年8月30日以降に作成されたPremiumサンドボックスでのみ機能します。安全な環境でトリガをテストし、本番環境へのデプロイメントのリスクを最小限に抑えることができます。
依存関係の解決: トリガには最大100の依存関係を持つことができます。依存関係のマッピングや解決に関する新しい機能を使用して、スムーズなデプロイメントを実現できます。
変更の追跡: トリガのデプロイメントは本番環境の監査ログに記録され、変更の追跡が容易になります。
サンドボックスでトリガを作成: Premiumサンドボックス環境でトリガを作成し、テストします。
デプロイメント: 管理センターで、「アカウント」 > 「サンドボックス」 > 「デプロイメント」を選択し、デプロイしたいトリガを選択します。依存関係の解決とマッピングを行い、「デプロイ」をクリックします。
確認と調整: デプロイメント後、本番環境でトリガを表示し、サンドボックスと比較したうえで調整をします。
参照:[UPDATE] Premiumサンドボックスから本番環境へのトリガのデプロイメント
トリガのデプロイメントプロセスを利用することで、作業の効率化を後押ししつつ、リスクを最小限に抑えることができます。Zendeskは常にユーザー目線での改善を続けており、ユーザーエクスペリエンスを向上させる新しい機能を提供しています。
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