Zendesk Guideのヘルプセンターは、カスタマーサービスの効率化と顧客体験の向上を目指す企業にとって、強力なツールです。 その一方で、ヘルプセンターのドメインをデフォルトのZendeskドメインから自社ドメインに変更することで、ブランド統一性を保ちつつ信頼性を高めることが可能となります。
この記事では、その変更手順と一部のエラーハンドリングについて詳しく説明します。
ドメインの変更は、なぜ必要?
自社ドメインを使用することで、顧客にとっては一貫性のあるブランド体験を提供することができます。また、自社ドメインを使用することでSEO(検索エンジン最適化)の観点からも有利となります。
設定方法
DNS設定の変更
まず最初に、ヘルプセンターのドメインを自社ドメインに変更するには、DNS(Domain Name System)の設定を変更する必要があります。こちらは、利用しているドメイン管理ツールを通じて行われます。
下記の手順は、一般的なドメイン管理ツールのDNS設定の変更手順です。
詳細な手順に関してはご利用中のドメイン管理ツールのヘルプ記事等を参考に設定お願いします。
- ドメイン管理ツールにログインします。
- DNSレコードの設定ページに移動します。
- CNAMEレコードを追加します。
このCNAMEレコードには、以下の情報を入力します:
- タイプ:CNAME
- 名称:ヘルプセンターに使用したいサブドメイン名(例:「support」)
- TTL:なるべく低い値(例:「3600」)
- 値:Zendeskのドメイン名(例:「mycompany.zendesk.com」)
【コンテンツブロック:エラーハンドリング】
ここで注意が必要なのは、CNAMEレコードの名称は、既存のAレコード、MXレコード、TXTレコードなどの名称と競合しないことです。同じ名称を持つレコードが既に存在する場合、エラーメッセージ「CNAME recordsets may not share a name with any other records」が表示されます。この場合は、競合しているレコードを削除するか、CNAMEレコードの名称を変更してください。
Zendeskでの設定
次に、Zendeskの設定を変更します。
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Zendeskにログインします。
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管理者設定に移動します。
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アカウント>ブランド>すべてのブランドの中から、ホストマッピングを行いたいFAQブランドを選択します。
4. ホストマッピング フィールドに、先ほど作成したCNAMEレコードの名称を入力します(例:「support.mycompany.com」)。
5. 「変更を保存」をクリックします。
こうすることで、Zendesk Guideのヘルプセンターのドメインを自社ドメインに変更することが可能となります。
ヘルプセンターのテストを行う
最後に、新しいドメインが正しく動作していることを確認するために、ヘルプセンターのテストを行います。新しいドメインをブラウザのアドレスバーに入力し、ヘルプセンターが表示されることを確認します。
【コンテンツブロック:エラーハンドリング】
新しいドメインがすぐに機能しない場合でも心配する必要はありません。DNSの変更が全世界のDNSサーバーに反映されるまでには、数時間から72時間かかることがあります。その間、古いドメインは引き続き機能します。
まとめ
Zendesk Guideのヘルプセンターのドメインを自社ドメインに変更することは、一見複雑に見えるかもしれませんが、上記の手順に従って操作すれば容易に行えます。この変更により、顧客体験の向上とブランドの一貫性を保つことが可能となります。以上の手順に従って自社ドメインへの変更を行い、ヘルプセンターを次のレベルへと引き上げましょう。